ニュース 医薬 作成日:2011年4月26日_記事番号:T00029588
行政院衛生署中央健康保険局は、人工透析に関連する医薬品で、全民健康保険による給付額と製薬会社による病院への納品価格に大きな価格差があり、病院が多額の利益を得ているとの指摘を受け、5月1日から腹膜透析液と赤血球産生を制御する造血ホルモン「エリスロポエチン」に対する保険給付額を引き下げる。中央社が伝えた。
これら薬品は、2003年以降、2年ごとの薬価見直しの対象に含まれていなかったが、製薬会社による病院への納品価格との間で大きな価格差が存在することが監査委員などの指摘で明らかになった。
今回の見直しで、腹膜透析液が10%、エリスロポエチンが20〜30%それぞれ引き下げられる。これにより、年間3億台湾元(約8億5,000万円)の支出削減が見込めると試算されている。
腹膜透析液に関しては、重いために病院が製薬会社に患者宅への配達を求めることが多く、製薬業界から保険給付額の調整に異論もあったが、健保局は「価格差を全額カットしたわけでななく、製薬会社は配達費用を依然負担可能だ」と指摘した。
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