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国瑞汽車、震災前水準回復は10月以降


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年4月26日_記事番号:T00029592

国瑞汽車、震災前水準回復は10月以降

 トヨタ車を中心に生産する国瑞汽車は25日、生産量が東日本大震災発生前の水準を回復するのは早くても10月になるとの見通しを明らかにした。同社は、震災による輸入部品の供給不足を受け、4月25日から6月3日まで50%減産を決めている。26日付自由時報が伝えた。


1月に退任した国瑞汽車の前総経理、疋田亮氏(左)は22日、在任中、政府の政策に応じ、積極的に台湾からの輸出を図り、自動車産業の発展に貢献したとして経済部より「経済専業奨章」を授与された(和泰汽車提供)

 同社の林永裕・管理本部資深協理は、8月から徐々に生産量を増やす計画で、第4四半期には正常な稼働レベルを回復し、月産台数は1万5,000〜1万6,000台に達すると述べた。また、今年通年の出荷台数は前年の12万2,000台を上回る15万台を目指すと強調した。

 なお国瑞の減産を受け、トヨタの台湾総代理、和泰汽車が受注している約3,400台の納車は6月以降となり、特に輸入ハイブリッド車(HV)のレクサス「CT200h」の約1,000台は10月以降までずれ込む見通しだ。