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銀行の法定利益積立金、優良行は10%に緩和


ニュース 金融 作成日:2007年10月3日_記事番号:T00002960

銀行の法定利益積立金、優良行は10%に緩和

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は2日、現在利益の30%の積み立てを義務付けている銀行法の法定利益積立金規制を緩和し、自己資本比率が一定基準に達していれば、会社法の規定による10%に引き下げる方針を固めた。株主への分配利益が増加するほか、金融再編に向けた買収コストを確保する上でもプラスとなりそうだ。3日付経済日報が伝えた。

 規制緩和の対象となる自己資本比率のラインについて、金管会の張秀蓮副主任委員は、「8%はあり得ない。9%以上にするか10%以上にするか検討を進める」と述べた。

 金管会の資料によると、今年6月末時点で自己資本比率10%以上の銀行は15行、同9%以上の銀行は25行ある。

 金管会はまた、現金による利益分配を資本金の15%以内に制限している現行規定を撤廃し、銀行が現金と株式による配当比率を自主的に決定できるようにする。