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中聯信託の資産売却、国泰世華銀行が落札


ニュース 金融 作成日:2007年10月3日_記事番号:T00002961

中聯信託の資産売却、国泰世華銀行が落札


 経営破たんした中聯信託の資産と経営権に対する入札が2日に実施され、国泰金融控股傘下の国泰世華銀行が129億台湾元(約457億円)で落札した。競合した台北富邦銀行、上海商業備蓄銀行を破り、1店舗当たり3億7,000万元で、中聯信託の店舗20カ所を手中に収めた。3日付経済日報が伝えた。
 
 国泰世華銀行の店舗数は160カ所に増え、民間銀行では中国信託商業銀行(CTB)を抜いて最多となり、資産ベースでみた市場シェアも4.6%から4.8%へと上昇する。国泰金控は「合理的な価格を提示した。1~2年後に利益計上が可能だ」と強気の予測を示した。
 
 一方、金融再建基金は同日、中央預金保険会社に委託し、中聯信託の不良債権171億元に対する入札も実施し、米GEキャピタル傘下のマレーシア系企業、富析資産管理(FCキャピタル・マネジメント)が27億2,700万元で落札した。