ニュース 運輸 作成日:2011年4月27日_記事番号:T00029614
海運大手、長栄海運(エバーグリーン・マリン)と陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)が国際競争力の維持を狙い、輸送能力のさらなる拡大を計画しているとの市場観測が出ている。長栄海運はサムスン重工業に発注した8,000TEU(20フィート標準コンテナ換算)級コンテナ船20隻のうち、10隻を9,000〜9,200TEU級に変更、陽明海運は1万3,000TEU級の新コンテナ船建造について商談を進めているようだ。27日付経済日報が報じた。
世界の海運会社は現在、輸送能力向上による遠洋定期航路の確保、およびコストの引き下げを狙い、船舶の大型化を進めている。さらに先ごろ世界最大手のマースクが世界最大級となる1万8,000TEU級のコンテナ船を韓国の大宇造船海洋に発注して業界に衝撃が走った。こうした中、台湾2社も追随せざるを得なくなったようだ。
長栄海運が9,000〜9,200TEU級に変更した場合、10隻の建造にかかる費用は10億3,000万米ドルから12億米ドルに拡大するとみられるが、観測に対し長栄グループは「検討中で何も決まっていない」とコメントした。
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