ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

馬総統も公認候補に内定、「腐敗・分裂・鎖国に戻らない」


ニュース 政治 作成日:2011年4月28日_記事番号:T00029640

馬総統も公認候補に内定、「腐敗・分裂・鎖国に戻らない」

 与党国民党は27日、中央常務委員会で馬英九総統(60)を来年1月の総統選で同党の公認候補とすることを満場一致で決定した。今後は6月25日の党代表大会で、副総統候補とともに正式に公認候補として決定する。28日付聯合報が伝えた。


馬総統は「親中売台」との批判について、「大陸(中国)との関係改善で主権は少しも犠牲にしていない。(民進党政権と比べ)どちらが台湾の主権を守っているかは明らかだ」と強調した(27日=中央社)

 中央常務委は野党民進党の公認候補決定に合わせ、1週間前倒しして開催された。同委では、総統選の候補指名審査委員会が馬総統を唯一の候補と認定したことが報告され、拍手による満場一致で、馬総統が公認候補に内定した。

 馬総統は「腐敗、分裂、無能、鎖国の道に後戻りしない。台湾は引き続き前進し、必ず勝利する」と強調した。その上で、昨年の経済成長率が10.82%に達し、3月の失業率が4.48%まで低下したことなど、就任以来3年間の功績を挙げ、「中傷、歪曲(わいきょく)に直面しても、正しいことであれば続けていく」と総統選での再選に意欲を示した。

支持率は拮抗=メディア世論調査

 聯合報は27日夜、総統選候補に対する最新の支持率調査を実施し、蔡英文氏と馬英九氏の支持率はそれぞれ37%、36%と拮抗(きっこう)していることが分かった。TVBSが同日夜に実施した世論調査でも、馬氏が43%、蔡氏が42%とほぼ並んだ。