ニュース 電子 作成日:2011年4月28日_記事番号:T00029655
鴻海精密工業が27日発表した2010年財務報告によると、昨年の連結売上高は2兆9,900億台湾元(約8兆5,100億円)で、前年比52.9%増の大幅成長となり、非連結に続き、連結でも台湾民間企業の過去最高を記録した。28日付工商時報は、米アップル社やソニー、ヒューレット・パッカード(HP)などからの受注に支えられたと指摘した。一方、連結純利益は771億5,400万元で、1株当たりの利益(EPS)も8.01元と証券会社予測の7.26元を大きく上回り、懸念されていた連結粗利益率も8.15%と8%台を維持した。
なお、同社の昨年第4四半期の非連結売上高は前期比11.2%増の7,193億7,200万元で、四半期としては過去最高を記録した。
市場では昨年、鴻海科技集団(フォックスコン)が中国で一気に工場の内陸部移転を進め、さらに数回にわたる賃上げを行ったことから、特に下半期の経営状況を不安視する見方が出ていた。しかし、今回発表された財務報告によると、昨年第4四半期の連結業績は売上高、営業利益、純利益とも前期比で増加しており、市場の疑念を晴らした形だ。
今年の売上高について市場では、同社が手がける新製品の相次ぐ発売や生産効率の向上により、30%成長を維持できるとみられている。
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