ニュース 電子 作成日:2011年4月28日_記事番号:T00029658
電子ペーパー世界最大手の元太科技工業(EIH)の第1四半期業績は、連結売上高が前期比3.7%増、前年同期比101%増の100億8,600万台湾元(約287億円)、連結純利益は前期比12.43%減の16億6,800万元となった。粗利益率は前期比2.1ポイント低下し、過去1年間で最低の28.9%となった。粗利益率の低い液晶パネルの出荷比重が高まったことや台湾元高が影響した。28日付工商時報が伝えた。
第2四半期の見通しについて劉思誠董事長は、液晶パネルの出荷量が減り、収益性の高い電子ペーパーの出荷比重が高まることで、粗利益率30%以上への回復を見込む。
なお、元太の大手顧客であるアマゾン・ドット・コムは先ごろ、電子ブックリーダー「Kindle(キンドル)」の価格を139米ドルから114米ドルに引き下げ、また、全米の図書館からキンドルで読む電子書籍を借りられる新サービスを年内に開始すると発表した。これらが電子ブックリーダー市場の成長に貢献し、元太の業績に好影響を与えることが期待される。
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