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電子産業の下半期業績見通し、「月ごとに回復」=SPIL董事長


ニュース 電子 作成日:2011年4月28日_記事番号:T00029659

電子産業の下半期業績見通し、「月ごとに回復」=SPIL董事長

 正確な景気予測に定評がある、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は27日、下半期の見通しについて、東日本大震災と中東の情勢不安の影響が続くが、スマートフォン、タブレット型パソコンなどの需要がけん引し、「半導体および電子産業サプライチェーンの業績は月ごとに回復する」との予測を示した。28日付工商時報が報じた。

 同社が発表した第1四半期連結売上高は前期比6.5%減の144億6,700万台湾元(約410億円)。粗利益率は同0.9ポイント低下の15.2%、純利益は同3.9%減の10億7,000万元で、市場予測を上回った。林董事長は「低迷の1年を脱し、ようやく経営状況が上向いた」と語った。

 なお、東日本大震災の同社第2四半期売上高への影響は2〜4%と見込むが、PC、通信機器、コンシューマ向け製品の需要増で、前期比3〜7%の増収および粗利益率向上が期待できるという。