ニュース 電子 作成日:2011年4月28日_記事番号:T00029660
液晶パネル大手、友達光電(AUO)が27日発表した第1四半期業績は、純損失が138億9,900万台湾元(約400億円)と前期より11.1%拡大し、市場予測を大幅に上回る赤字となった。液晶テレビ用パネル価格の下落に加え、台湾元の為替相場上昇、さらに傘下の太陽光発電用単結晶シリコンウエハー大手、エム・セテックの相馬工場(福島県)が東日本大震災で操業を停止し、月4億元の損失を計上したことなどが響いた。28日付電子時報が報じた。
第2四半期の見通しについて彭双浪・執行副総経理は、テレビ用パネルおよびタブレット型パソコン用を含むノートPC用、中小型パネルの出荷量は10%成長、液晶モニター用も小幅成長が見込めると予測。価格の面でも、テレビ用は5月に下落が止まり、液晶モニター用も上向くと指摘し、中小型は10〜20%上昇の余地があるとの見方を示した。生産ライン稼働率も同期は85%〜90%まで上昇するとみている。
なお、エム・セテック相馬工場の操業停止についてAUOの鄭煒順・代理総経理は「既に深刻な影響を受けている」と語った。電力供給が10月初めにようやく同社需要の50%を回復できる見通しであることや、物流にも影響が出ていることから第2四半期業績に大きなダメージが出ると予測している。
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