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国発基金のバイオベンチャー支援、近く第1号


ニュース その他製造 作成日:2011年4月29日_記事番号:T00029678

国発基金のバイオベンチャー支援、近く第1号

 行政院の朱敬一政務委員は28日、馬英九総統に対し、バイオテクノロジー産業の振興に向けた「生技起飛鑽石行動方案」(バイオテクノロジーの飛躍に向けたダイヤモンド・アクションプラン)の将来戦略について報告を行い、行政院国家発展基金(国発基金)によるベンチャー投資支援を急ぐ方針を表明した。29日付経済日報などが伝えた。

 2009年3月の同プラン始動に伴い、バイオテクノロジー専門のベンチャー投資会社への支援を行うため、国発基金と民間が共同で600億台湾元(約1,700億円)規模の投資ファンドを創設したが、これまで対象案件が決まっていなかった。

 朱政務委員によると、これまでに5陣営が国発基金と接触しており、3陣営が運営計画を申請したという。このうち、米国在住の医療機器専門の投資家、張有徳氏が率いるベンチャー投資会社「タイワン・メディテク・ファンド(TMF)」は、既に審査を通過し、近く支援第1号となる見通しだ。また、ぜんそく薬「ソレア」で知られる米タノックスの創業者、唐南珊氏のベンチャー投資会社「昕耀創業投資」も国発基金の審査を条件付きで通過したという。