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聯成化学が遼寧に新工場、DOP生産能力世界一へ


ニュース 石油・化学 作成日:2011年4月29日_記事番号:T00029681

聯成化学が遼寧に新工場、DOP生産能力世界一へ

 化成品メーカーの聯成化学科技(UPC)は、中国遼寧省にポリアミド樹脂(PA)と可塑剤のDOP(フタル酸ジオクチル)を生産する工場2基を設置、2013年の生産開始を目指す。投資額は150億台湾元(約426億円)。工場が完成すれば同社のDOP年産能力は119万トンとなり、米化学大手セラニーズ・コーポレーションを上回り、世界最大となる見込みだ。29日付経済日報が伝えた。

 PAはDOPの原料で、DOPは主にポリ塩化ビニル(PVC)の加工に使用される。同社は中国で広東省珠海市、同中山市、江蘇省鎮江市に工場を設置しており、合計生産能力はPAが32万トン、DOPが70万トン。さらに、台湾での生産能力を加えるとDOP年産能力は83万トンに達し、中台で最大を誇る。

 同社は、華中、華南、華東地方での生産拠点展開を完了し、西南、東北地方への進出を進めている。