ニュース 電子 作成日:2011年4月29日_記事番号:T00029687
プリント基板(PCB)大手、欣興電子(ユニマイクロン)は28日、原材料コストを反映するため、粗利益率の低い製品で10〜20%の値上げを実施すると表明した。29日付蘋果日報が報じた。
沈再生ユニマイクロン広報担当は、東日本大震災でダメージを受けているプリント基板の積層材料、BT樹脂の供給量は、全面回復に6月までかかるとの見通しを示した。ただ同社はこれまでに在庫の確保に努めており、製品の出荷に影響は出ていないと強調した。また、調達先を分散するため、同材料のサプライヤー3〜4社を認証中だと明かした。
同社が発表した第1四半期連結売上高は前期比9%減の152億7,600万台湾元(約430億円)、純利益は同10%減の11億9,000万元だった。粗利益率は15.4%で、製品構成と価格の調整によって前期比0.8ポイント上昇した。
第2四半期の業績見通しは、顧客の新製品発売が下半期となる上、東日本大震災によるサプライチェーンへの影響からHDI(高密度多層)基板の需要が10〜15%減少すると予想され、前期と同水準か1けた増収にとどまるとの予測だ。
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