ニュース 電子 作成日:2011年4月29日_記事番号:T00029688
台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)の海英俊執行長(CEO)28日、第2四半期の売上高は2けた成長が見込めるとの楽観見通しを示した。同期40%以上の増収が見込める自動化設備(IA)や受動部品が成長の原動力になるほか、▽ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のフェイスブックからサーバー用電源を受注▽中国の大手自動車メーカーとの戦略提携▽日本から発光ダイオード(LED)電球の受注増──など新事業も業績に貢献する見通しだ。29日付経済日報が伝えた。
海CEOによると、中国政府が推進する第12次5カ年計画(2011~15年)で、企業にエネルギー効率向上が求められており、今後企業の設備自動化が加速するとみられる。同社の中国におけるIA事業の成長率は現在50%を超えており、同事業全体に占める中国の比重も50%に達しているという。
なお、東日本大震災の影響について海CEOは、IAで必要となるICチップに最も影響が及ぶとしたが、既に欧州で調達を始めており、影響は約5%にとどまるとの見方を示した。
一方、電気自動車事業での中国メーカーとの提携では、デルタが動力システムを、中国側が車体とシャシーを提供し、年内に電気自動車500台を出荷する予定だ。これは同社の電気自動車商用化の第一歩となる。
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