ニュース 電子 作成日:2011年4月29日_記事番号:T00029691
台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は28日の業績説明会で、世界でスマートフォンが1台売れるごとにTSMCの売り上げに7米ドル貢献するとの試算を明らかにした。29日付工商時報が伝えた。
スマートフォンの需要拡大を受け、TSMCの売上高に占める通信関連製品の比率は48%に達し、四半期ベースで最高を記録した。
TSMCは先ごろ、アップルからスマートフォン「iPhone5」とタブレット型パソコン「iPad2」向けのA5デュアルコアプロセッサーを受注したとの観測が伝えられたが、結局はサムスン電子が受注したことが判明している。
張董事長も「現在アップルとの直接の取引はない。顧客が(TSMC製の)ICをアップルに納入している形だ」と説明した。
張董事長はまた、東日本大震災や欧州の景気低迷で、パソコン、携帯電話端末などの売れ行きが伸び悩むとの見方を示したものの、「TSMCは製造プロセスでライバルをリードしており、20%増収を目指す今年の目標に変更はない。今年は良い年になる」と強調した。
TSMCは第2四半期の売上高を前期比3〜5%増の1,090億〜1,110億台湾元(約3,097億〜3,150億円)と予測した。
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