ニュース 社会 作成日:2011年5月2日_記事番号:T00029701
台北、新北、台中、高雄、台東の5都市で4月30日、原子力発電所の廃止を求める市民団体が集団で路上に横になるパフォーマンスを含むデモを行い、数千人が参加した。1日付自由時報が伝えた。
デモ参加者は原発事故を想定した寸劇で、総統府前の凱達格蘭大道に一斉に横になり、原発の危険性を訴えた(30日=中央社)
今回のデモは、東京電力福島第1原子力発電所での放射能漏れ事故を受け、台湾でも原発に対する不安感が高まる中で実施されたもので、参加者らは「核はいらない」などとスローガンを叫び、原発廃止を訴えた。
市民団体「向日葵(ひまわり)廃核行動」の広報担当、崔愫欣さんは「台湾に原発の脅威が存在する限り、反核運動はやめない」と述べ、立法院で近く審議入りする台湾電力第4原子力発電所(新北市貢寮区)の追加予算計上を全力で阻止する考えを表明した。
主婦聯盟の楊淑慧主任は「日本の原発事故で、台湾の市民も強い恐れを感じた。この機に台湾は原子力政策を全面的に見直すべきだ」と訴えた。
総統府の羅智強報道官は「政府には声が届いている。行政部門は各界から意見を募り、全面的な検討を進めており、実行可能で市民が安心できる原子力政策を必ず示したい」と述べた。
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