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総統選出馬の蔡英文氏、陳前総統に「特赦」密約?


ニュース 政治 作成日:2011年5月2日_記事番号:T00029702

総統選出馬の蔡英文氏、陳前総統に「特赦」密約?

 スキャンダル暴露で有名な邱毅立法委員(国民党)は4月29日、来年1月の総統選に出馬が決まった民進党の蔡英文主席が、汚職事件で有罪判決を受け服役中の陳水扁前総統と「総統選で当選すれば特赦を行う」という密約を結んだと指摘した。30日付中国時報が伝えた。


李登輝元総統(右)は30日、「自分たちの国家を打ち立てるには蔡英文氏(左)の当選が最良の方法」と支持を表明した(30日=中央社)

 邱立法委員の暴露は、蔡主席が陳前総統に近い「阿扁チルドレン」からの支持を取り付けるため、総統選公認候補決定前の4月上旬、民進党広報担当の鄭文燦氏を「伝令」として刑務所に派遣し、陳前総統に特赦に前向きな態度を伝えたという内容だ。邱立法委員は「もし阿扁(陳前総統)の支持が得られれば、蔡主席は当選後に阿扁を特赦するのが約束の内容だ」と指摘した。

 蔡主席は「総統の座を狙う者として、もっと大切なことに関心を持ちたい」として、直接コメントを避けた。

 邱立法委員の暴露の真偽は明らかではないが、陳前総統の問題が民進党にとって依然としてアキレス腱となっているのは事実で、与党側は今後も、民進党と陳前総統の関係を攻撃材料として使う可能性が高いとみられる。