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高鉄の10年赤字、開業以来最小の12億元


ニュース 運輸 作成日:2011年5月2日_記事番号:T00029705

高鉄の10年赤字、開業以来最小の12億元

 台湾高速鉄路(高鉄)が発表した2010年の財務報告によると、損失額は12億台湾元(約33億円)で、赤字額としては2007年の開業以来で最小となった。しかし、累計損失は約735億元で、資本金の3分の2を占めている。2日付聯合報が伝えた。

 高鉄は開業以来、赤字が続いており、損失額は▽07年、294億元▽08年、250億元▽09年、48億元──となっていた。09年以降、損失額が大幅に減少した要因として高鉄は、債務借り換えによる金利引き下げが実現したこと、および減価償却の方法を変更したことを挙げた。

 今年の黒字転換の可能性について高鉄は、新駅3カ所の着工や車両調達計画など巨額の設備投資を予定しており、加えて(債務の)変動利率上昇が予想されるとして「慎重にみる必要がある」とコメントした。