ニュース 電子 作成日:2011年5月2日_記事番号:T00029717
台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は、展茂光電(アライド・マテリアル・テクノロジー)より取得した桃園県平鎮市の第3.5世代カラーフィルター(CF)工場で計画していた電子ペーパー生産の取りやめを検討している。海英俊・同社執行長は「3〜6カ月観察した後、最終的な決定を下す」としている。2日付電子時報が報じた。
電子ブックリーダーは、生産コストが下がらない一方で、市場が依然、欧米中心にとどまり、タブレット型パソコン人気の影響も受けて大幅な成長が見られない。ここ数年電子ペーパーの研究開発(R&D)を進めていたメーカーでも計画の中止が検討されている。
ただ電子ペーパー最大手の元太科技工業(EIH)は、電子ブックリーダー市場を楽観しており、市場規模は昨年の1,000万台から今年3,000万台まで拡大するとみている。また明基友達集団傘下の電子ペーパーメーカー、米シピックス・イメージング(中国語名、達意科技)も事業を継続する考えで、系列で電子ブックリーダーを生産する佳世達科技(Qisda)も「市場に未来がないとは考えない」としている。シピックスは第2四半期末に第2世代製品を発売する予定だ。
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