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「ありがとう台湾」、日本人有志が大手紙に広告


ニュース 社会 作成日:2011年5月3日_記事番号:T00029729

「ありがとう台湾」、日本人有志が大手紙に広告

 3日付聯合報(A9)および自由時報(A5)に「ありがとう、台湾」と大きく書かれた半面広告が掲載された。東日本大震災で、台湾から日本円にして140億円を上回る破格の義援金が寄せられながら、日本政府が大手紙への謝意広告掲載を見送ったことに疑問を持った、日本の有志らが広告費を出し合って実現した。日本政府の広告は米国や中国、韓国など7カ国の大手紙には載せられていた。


感謝広告が掲載された聯合報(左)と自由時報(右)(3日=YSN)

 今回の感謝広告掲載は、デザイナーの木坂麻衣子さんが4月11日にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ツイッター」上で「台湾のメジャー紙に有志で意見広告を出せるのか」とつぶやいたことに端を発する。この発言に賛同の輪がみるみるうちに広がり、木坂さんは広告費を寄付するための口座と経過報告用のブログ「謝謝台湾計画」を立ち上げた。

 4月26日まで行われた募金の総額は1,924万5,494円にまで膨れ上がり、広告費の約230万円を大幅に上回った。残った寄付金の全額は、震災への義援金として日本赤十字社に寄付するという。

 3日はツイッター上では大勢の賛同者から喜びの声が上がり、さっそく紙面の写真が台湾在住のフォロワーによってツイッターにアップロードされた。木坂さんも同日「お年寄りや子供にもみえるといいなあ」とつぶやいた。