ニュース 農林水産 作成日:2011年5月3日_記事番号:T00029732
東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を受け、台湾漁船によるサンマ漁への影響が懸念される中、行政院農業委員会(農委会)水産試験所の調査船「水試1号」が2日、主な漁場となる北海道東方沖で海水採取を行うために基隆港を出航した。3日付自由時報が伝えた。
農委会はサンマ漁シーズンの6月から11月にかけ、海水採取を行い、検査結果をサンマ漁船の出航の参考にしてもらう考えだ。ただ、海水の放射能検査には、原子力行政を担当する行政院原子能委員会(原能会)が明確な基準を設けておらず、検査結果はあくまで参考データとなる。
調査船は6つの調査ポイントで海水の採取を行い、23日に帰港し、サンプルは原能会の核能(原子力)研究所に分析を依頼する。ただ、調査船は海水の採取のみで、魚のサンプル捕獲は行わないため、調査内容が不十分だとする声も一部から出ている。
漁業関係者は、サンマ漁シーズンに調査船に漁場からサンマのサンプルを持ち帰ってもらい、分析してもらう方向で調整している。
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