ニュース 運輸 作成日:2011年5月4日_記事番号:T00029760
高雄港での金属の現物の受け渡しを行う指定倉庫開設を検討しているロンドン金属取引所(LME)のネル・バンクス顧問が3日、財政部を訪れ協議を行った。これについて交通部高雄港務局の蔡丁義港務長は同日、「高雄港は7月にもLMEへの申請をパスする見通しだ」と述べ、交渉に進展があったことを示唆した。4日付経済日報が伝えた。
蔡港務長は「毎年200万トンの非鉄金属を高雄港で扱うことになり、台湾の海運の発展に寄与する」と説明した。特に中台貿易の拠点である高雄港は、中国向け金属の中継基地として需要が見込まれる。
LME傘下の顧問会社、ICSはこれまでに高雄港の設備を視察し、港湾の運営や施設に高評価を下し、既にLMEに指定倉庫の申請を行っている。LMEの規定に基づけば、指定倉庫として認められるためには、コンサルティング会社3社と5つの会計事務所によるLMEへの申請が必要となる。
LMEは現在世界37の港湾に指定倉庫を設けており、▽名古屋▽横浜▽釜山▽光陽▽仁川▽ジョホール▽クラン▽シンガポール──の各港湾が指定を受けている。
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