誠品集団は４日、台北駅の地下商店街に設けた複合商業施設、誠品商場に「誠品駅前店」をオープンした。同地下街は誠品集団が１億台湾元（約２億8,000万円）近くを投資しリニューアルしたもので、誠品書店（eslite Bookstore）のほか飲食店、生活用品など50店近くが出店しており、芸術的な雰囲気で統一された売場は約5,000坪の面積を誇る。今年は５億〜６億元の売上高を狙う。５日付聯合報などが伝えた。
オープン記念として同日〜15日まで、当日全店舗での購入額が累計3,000元で、350元分の商品券がもらえ、5,000元以上の購入で「誠品会員カード」の申請ができるキャンペーンを実施している。
同社によると、現在台北駅を利用する人の数は１日当たり延べ10万〜20万人に上り、３年後に桃園国際空港につながるＭＲＴ（都市交通システム）が開通すればさらに来客増が期待できるという。
「誠品商場」の経営を行う誠品生活の呉旻潔副董事長は、同店舗のオープンにより４〜６％の増収を見込んでおり、今年はグループの売上高が100億元を超えると述べた。
