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PVC3社、5月輸出価格を小幅引き上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2011年5月5日_記事番号:T00029792

PVC3社、5月輸出価格を小幅引き上げ

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチックス)、大洋塑膠工業(オーシャン・プラスチックス)は、5月のポリ塩化ビニル(PVC)輸出向けオファー価格を1トン当たり35~50米ドル(3.4%)引き上げた。ただ、中国の金融引き締め策で川下の購買意欲が低下しているため、3社の値上げ幅は予想されていた同80~110米ドルの約半分にとどまった。5日付経済日報が伝えた。

 PVCの値上げは3カ月連続。累計で1トン当たり200米ドル、22%以上引き上げられている。

 ポリエチレン(PE)も、台塑、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)の大手3社が原料のエチレン価格上昇を受け、域内向けで値上げを検討している。

 高密度ポリエチレン(HDPE)は、年初から利益の出ない水準で価格が推移していたが、台塑など大手の減産で1トン当たり20米ドルまで反発上昇した。ただ各社は依然赤字水準だとして、減産を続ける考えだ。