ニュース 石油・化学 作成日:2011年5月5日_記事番号:T00029794
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)仁武工場(高雄県仁武郷)による環境汚染問題で、行政院環境保護署(環保署)と高雄市政府は4日までに、同社に8,000万台湾元(約2億2,500万円)余りの罰金処分を下すことを決定した。罰金額としては、桃園県観音工業区の栄工汚水処理場に2009年に下された1億3,000万元に次ぐ額となる。5日付経済日報が伝えた。
環保署は09年12月、仁武工場周辺の土壌と地下水が有機塩素系化合物で汚染されていることを確認し、汚染原因を調査した。その結果、工場側は03年12月の段階で汚染の事実を知りながら、監督機関に通知せず、汚染を放置していたことが明らかになった。
環保署は「台湾塑膠工業が悪意を持って汚染を隠し、6年間にわたり対策を取らなかった上、汚染の証拠は明らかだ」として、水汚染防治法違反による罰金に不当利得に伴う加重分を加え、罰金額を算定した。
台プラ側は4日、「改善努力を考慮せず、不当利得とするのは誤認で、行政法の精神に反するものだ」と反論。罰金通知書を受け取り次第、行政訴願(行政処分に対する異議申し立て)を行う方針だ。
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