ニュース 電子 作成日:2011年5月5日_記事番号:T00029804
東日本大震災の発生に伴い、読み取りヘッドや制御チップなど光ディスクドライブ(ODD)重要部品の供給が不足し、ノートパソコンブランドが同製品の供給確保を前倒しで行うとの観測が出ていたが、現時点で部品に大きな不足は生じておらず、ODD出荷にも大幅な変化は見られないようだ。ODD大手の広明光電(クアンタ・ストレージ)も、4月の出荷状況は市況が冷え込んだ第1四半期と同水準で、現時点で顧客からの引き合いが大きく強まっていることはないとしている。5日付電子時報が報じた。
ただクアンタ・ストレージは、5〜6月は例年、季節的要因からODD出荷成長が見込まれ、第2四半期は前期比増収の可能性があるとしている。しかし同製品市場は既に成熟期を迎えており、価格が上昇する見込みは低く、同社は「今年は利益確保を重視し、価格競争の展開でシェアを拡大することは難しい」との考えだ。
なお同社は利益率の高い車載用ODD分野で顧客開拓を進めているが、短期的にまとまった生産規模に達することは難しく、今年の売上高構成比は10%以下にとどまる見通しだ。
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