ニュース 商業・サービス 作成日:2011年5月6日_記事番号:T00029827
日本のデジタルコンテンツ業界が相次いで台湾進出の動きを見せている。このうち、電子書籍販売のパピレス(東京都豊島区)は今後、台湾の拾一本数位文化が展開する電子書店「BOOK11.com」を通じ少女漫画を携帯電話向けに配信する。また日本の電子書籍大手、イーブック・イニシアティブ・ジャパン(東京都千代田区)、明基電通(BenQ)傘下のeBookTaiwanを通じて昨年より漫画を主として提供しており、今後展開を拡大する方針だ。6日付工商時報などが伝えた。
BenQの王文燦副董事長は「タブレット型パソコンの販売量増加で、デジタル雑誌が電子ブックの主力になるとみている。雑誌は版権処理が容易だ」と指摘した。
このほか、朝日新聞社は台湾出版最大手の城邦媒体集団(シテ・メディア・ホールディング・グループ)やBOOK11.comを通じ、中国語市場向けの電子雑誌『新鮮日本』を6月にも発行する計画だと報じられている。
現在台湾では、2刷以上印刷されるベストセラーの半数が外国書籍で、外国の出版社が台湾で自前でデジタルコンテンツの販売に取り組もうとするケースが増えている。一方で、これまで外国の出版社から版権を取得し、出版を行ってきた台湾の出版社にとっては「黒船来襲」に等しく、零細出版社の淘汰(とうた)が進みそうだ。
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