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公立病院汚職、新たに4人逮捕


ニュース 医薬 作成日:2011年5月9日_記事番号:T00029853

公立病院汚職、新たに4人逮捕

 公立病院の調達に絡む汚職事件で、桃園地検は6日、院長2人を含む4人を逮捕した。これにより、今回の事件で逮捕、勾留された容疑者は12人となった。7日付中国時報が伝えた。


逮捕された唐高駿・陽明大学附設医院医院長(中央社)

 逮捕されたのは、行政院衛生署立胸腔病院の鐘威昇院長、国立陽明大学附設医院の唐高駿院長、署立基隆医院心臓内科の林継敏主任、新北市聯合医院心臓内科の陳識中主任の4人。これにより、今回の汚職事件は台湾全土10カ所の公立病院に波及した。

 4人はコンピュータ断層撮影(CT)装置など1億2,000万台湾元(約3億4,000万円)相当の設備調達に絡み、業者から金品を受け取っていた疑い。5日に行われた家宅捜索では、大量の商品券や現金などが押収された。

 事件の拡大を受け、衛生署の江宏哲副署長は「今後は調達価格のデータベースを設け、調達項目をインターネット上に公告するなど、手続きの透明化を図りたい」と沈痛な面持ちで語った。

 衛生署はまた、500万元以上の医療機器購入、1,000万元以上の工事に関しては、衛生署医院管理委員会附設の委員会への報告を義務付け、調達の必要性について精査する方針も示した。