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ファーマエンジン、米企業にがん治療用製剤を授権


ニュース 医薬 作成日:2011年5月10日_記事番号:T00029888

ファーマエンジン、米企業にがん治療用製剤を授権

 台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)傘下の智擎生技製薬(ファーマエンジン)は9日、同社が開発したがん治療用のイリノテカンナノリポソーム製剤(PEP02)のライセンスを米メリマック・ファーマスーティカルズに付与した。契約額は2億2,000万米ドル。10日付工商時報が伝えた。

 メリマックは今回、PEP02を「MM−398」という商品名で、欧州とアジア(台湾以外)で開発、生産、販売する権利を獲得した。

 PEP02は被覆リポソーム技術を利用しており、既に米国で第2相臨床試験に入っている。同技術はがん細胞を正確に探し当てられることが特徴で、正常細胞の破壊を抑えられるため、発売後の市場が有望視されている。

 今回の契約は、契約金1,000万米ドルと臨床試験、新薬申請、承認など進展に応じたマイルストーン契約料2億1,000万米ドルから成る。このほか、ファーマエンジンは、アジアと欧州でのPEP02の売り上げに応じた権利料収入を得る。