ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年5月10日_記事番号:T00029893
鉄筋大手の豊興鋼鉄は9日、台湾市場での需要低迷などを受け、今週の台湾向けオファー価格を鉄筋で1トン当たり同300台湾元引き下げて2万200元(約5万7,000円)、形鋼で同500元引き下げて2万2,100元とした。鉄筋の実際の取引価格は2万元前後とみられる。また鉄スクラップ買取価格も同1万2,500元へ300元引き下げた。10日付経済日報が伝えた。
同社の林明儒董事長は「政府の不動産投機抑制策を受けて、建設現場の着工状況が思わしくなく、鉄筋需要は大きく落ち込んでいる」と説明。一方で、鉄鉱石や石炭など原料コストが上昇する中、鉄筋価格のこれ以上の引き下げは難しく、今後は1トン2万元前後で推移すると語った。
なお同社は、夏季電力料金が適用される期間(5月10日〜9月末)の減産幅を10%余りとする。一方、東和鋼鉄企業(東鋼)は公共工事顧客から出荷を要求されていることから5〜6月は減産しないと説明した。
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