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ヤゲオなど受動部品各社、震災要因で受注相次ぐ


ニュース 電子 作成日:2011年5月10日_記事番号:T00029895

ヤゲオなど受動部品各社、震災要因で受注相次ぐ

 東日本大震災の影響で、積層セラミックコンデンサ(MLCC)を生産する日本メーカーの供給量がいまだ震災前の水準を回復しておらず、今夏に電力制限が予定される中、国巨(ヤゲオ)、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)、禾伸堂企業(ホーリーストーン・エンタープライズ)など台湾の受動部品メーカーへの同製品の発注が相次いでいる。これらメーカーでは第2四半期に入り稼働率が上昇し、受注見通しも6月まで立っているもようだ。10日付電子時報が伝えた。

 ヤゲオは、受動部品の供給は安定し、生産額比率(BBレシオ、出荷額に対する受注額の割合)は1ポイント前後を維持しており、供給不足の問題もないと述べた。また、現段階で約1カ月先まで受注見通しが立っているとしている。

 ウォルシンの蔡聡麟総経理は、発注シフトにより4月の受注量は前月比50%増えており、第2四半期の稼働率は現在93%まで上昇すると述べた。加えて、6月末まで受注見通しが立っており、同社の今期売上高は前期比で約25%増と証券会社は予測している。