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永豊餘集団、日本の製紙大手と戦略提携へ


ニュース その他製造 作成日:2007年10月4日_記事番号:T00002991

永豊餘集団、日本の製紙大手と戦略提携へ

 
 製紙大手永豊餘集団の邱秀瑩董事長は3日、日本の製紙業界大手との戦略提携計画が進んでおり、近く覚書に調印する見通しになったことを明らかにした。具体的社名は明らかにされていない。4日付工商時報が報じた。
 
 提携内容は、双方の商品の代理販売となる見通しで、将来的に相互投資へと拡大していく構え。永豊餘集団は戦略提携をアジア太平洋地域における市場確保に向けた重要戦略と位置づけている。
 
 同社によると、日本の製紙市場はこれまで閉鎖的だったが、最近は生産能力の過剰で海外市場の開拓を目指す動きが表面化しているという。邱董事長は「日本の製紙メーカーは戦略転換で海外の協力パートナーを求めている。同様に永豊餘集団もアジア太平洋地域への進出を図ろうとしている。両社の思惑は一致し、積極的に提携交渉を進めている」と述べた。提携先については、日本の製紙大手上位5社のうちのいずれかだと述べるにとどまった。
 
 永豊餘集団はまた、中国揚州工場に第3、第4生産ラインを設置するため、戦略的投資家を受け入れる方向で検討している。第3生産ラインは来年下半期の稼働を目指す。