ニュース 石油・化学 作成日:2011年5月11日_記事番号:T00029918
11日付経済日報によると、来年中ごろに閉鎖予定の台湾中油の第3ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、三軽)の代替設備として建設中の新第3ナフサプラント(新三軽)が、工事ストップの危機に直面している。新プラントのブタジエン生産ラインを施工する韓国企業が、落札受注額が低過ぎた上、高雄市政府から先週3度にわたって罰金処分を受けたことで、利益が出ないとして工事停止を申し出たという。実際に停止となれば、2013年の完工・稼働予定が危うくなり、中油は1日当たり2,000万台湾元(約5,700万円)の損失を計上することになると同紙は指摘した。
中油だけでなく、新第3ナフサ計画に合わせて工場拡張やボトルネック除去作業を予定している石化メーカー、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽亜洲聚合(アジア・ポリマー)▽台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)▽中国人造繊維(中繊、CMFC)──などにも影響が出そうだ。
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