ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

東芝、ファイソンからの出資引き揚げ否定


ニュース 電子 作成日:2011年5月11日_記事番号:T00029925

東芝、ファイソンからの出資引き揚げ否定

 11日付電子時報は、NAND型フラッシュメモリー制御IC大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の筆頭株主の東芝が、同社から出資を引き揚げるとの市場観測に対し、東芝幹部が「ファイソンとの関係は良好で、新製品でも引き続き協力し合う。出資引き上げは絶対にない」と強く否定したと報じた。この観測については、ファイソンも4月に否定コメントを出している。

 また、ファイソンの潘健成董事長は、東芝は技術難度の高い19ナノメートル製造プロセスを導入することで、制御ICメーカーとのさらなる緊密な提携が必要となると説明、「今後も当社は全力で東芝をサポートしていく」と強調した。

 一方、東日本大震災の影響で、東芝からのNANDフラッシュメモリー供給量が減少していることについて潘董事長は、現在在庫は1カ月分以上確保しており、影響はない上、今後も東芝から優先的に供給を受けられると述べた。

 なおファイソンの4月売上高は、オフシーズンである第2四半期に入ったことから、前月比12%減の27億3,000万台湾元(約77億3,200万円)だった。