ニュース 農林水産 作成日:2011年5月12日_記事番号:T00029940
ウナギの出荷価格が、稚魚の漁獲激減や天候要因による成長率の低下を受けて、1キログラム当たりで900台湾元(約2,550円)と、過去50年で最高に達した。5月末には1,000元の大台に乗る可能性もある。台湾産ウナギは8割以上を日本に輸出しており、日本の需要が震災後も衰えていないことも価格上昇に影響している。12日付自由時報が伝えた。
行政院農業委員会漁業署によると、今年これまでの養殖ウナギ生産量は2,000トンで、昨年同期の4,000〜5,000トンから半減している。日本への出荷は今後ピークを迎えるが、既に週平均30トンの需要にも対応できない状況だ。
ウナギ価格の高騰で、蒲焼きやうな重の価格にも影響が及んでいる。ウナギの蒲焼き1箱(4尾)は、以前の700〜800元から1,000元へと値上がりした。うな重の40〜70元値上げに踏み切った飲食店もある。店によっては、うな重の販売を1日50食に限定、1食当たりのウナギの量を減らすなど対策を講じている。
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