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WHOの公式用語は「中国台湾」、報道官が説明


ニュース 政治 作成日:2011年5月13日_記事番号:T00029969

WHOの公式用語は「中国台湾」、報道官が説明

 世界保健機関(WHO)が台湾を「中国の一省」扱いするよう秘密文書で加盟国に通達したとされる問題で、WHOのチャイブ報道官は13日、問題の文書は秘密文書ではなく「内部文書」だとした上で、「WHOの公式文書用語は『中国台湾』だ」と説明した。中央社電などが伝えた。


野党からはWHA出席を拒否すべきとの声もあるが、邱文達衛生署長(中)は「参加しなければ、発言も抗議もできない」と強調した(12日=中央社)

 チャイブ報道官は記者の取材に対し、「あなた方(台湾)が中華台北(チャイニーズ・タイペイ)という名義で世界保健総会(WHA、WHO年次総会)に招待されたとしても、加盟メンバーではないのでどうしようもない」と述べ、あくまで「中国台湾」という呼称を統一して使用する立場を強調した。

 一方、台湾は12日、WHAにオブザーバー参加するため、邱文達・行政院衛生署長を団長とする代表団を予定通り派遣した。邱署長は書面で呼称問題について抗議を行う方針を示している。

 台湾はWHAで5分間の演説時間を与えられている。これについて、野党民進党は「抗議文書を提出するだけだとすれば軟弱すぎる。WHAでの発言で公に抗議すべきだ」と迫った。