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アナログICの12インチ化、TSMCに恩恵


ニュース 電子 作成日:2011年5月13日_記事番号:T00029991

アナログICの12インチ化、TSMCに恩恵

 米テキサス・インスツルメンツ(TI)が12インチウエハー工場でのアナログIC生産を強化していることを受け、反TI陣営が台湾積体電路製造(TSMC)の12インチウエハー工場で、90ナノメートルまたは65ナノメートル製造プロセスを使ったアナログIC生産を検討している。13日付電子時報が伝えた。

 アナログICは、生産プロセスの微細化が困難なため、現在でも8インチウエハーを使った0.35マイクロメートル製造プロセスへの移行が進んでいる段階にとどまっている。こうした中、TIは12インチウエハー工場でのアナログIC生産に積極的に乗り出し、8インチウエハー工場の2.25倍の生産効率を武器に優位に立とうとしており、TIの競合各社は追随を余儀なくされている。

 海外のアナログICメーカーで、8インチ以上、90ナノメートル以下の自社工場を持っているメーカーは少数に限られており、業界関係者はTSMCが生産委託先としてほぼ唯一の選択になっていると指摘した。