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第6ナフサ火災、南亜のプラント操業中止


ニュース 石油・化学 作成日:2011年5月16日_記事番号:T00030008

第6ナフサ火災、南亜のプラント操業中止

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)で12日に起きた火災を受け、雲林県政府と行政院環境保護署(環保署)は13日、同プラント内の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)の2−エチルヘキサノールプラントに操業停止を命じた。14日付工商時報が伝えた。

 また、同プラントと台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)第1オレフィンプラント(OL1)、第6ナフサ燃焼塔に計300万台湾元(約840万円)の罰金処分を下した。

 環保署は当初、行政罰を下さない構えだったが、雲林県政府の調査で処分の必要があると判断されたため、それに従った。

 行政院労工委員会中区労働検査所は現在、労工安全衛生法に基づき、今回の事故の影響範囲内にあるガスパイプラインの安全点検を求めており、南亜2−エチルヘキサノールプラント、台塑石化OL1、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)芳香族炭化水素プラントなどの操業に影響が出る見通しだ。ガスパイプラインの使用再開には10日以上かかるとみられる。