ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

狂牛病地域の牛骨粉、義歯の詰め物で流通?


ニュース 社会 作成日:2007年10月5日_記事番号:T00003001

狂牛病地域の牛骨粉、義歯の詰め物で流通?

 
 国民党の朱俊曉立法委員は5日、域内で使用されている義歯の詰め物に、米国で狂牛病が発生した地域の牛から取った牛骨粉が違法に輸入され使われていると記者会見で発表し、行政院衛生署の管理責任を追及した。朱立法委員によると、これは住民から提供を受けた情報で、問題の牛骨粉を使っている歯科医は全体の3割にも上ると指摘した。 

 劉麗玲衛生署薬政処副処長はこれに対し、「牛骨粉を義歯の詰め物に使う歯科医のケースは聞いたことがない。域内での流通状況も、どのような業者が輸入しているのか、輸入数量も分からない。しかし、今後違法行為がないか調査を行う」とコメントした。

 行政院農業委員会の彭明興動物検疫組科長は、「牛骨粉が牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)の発症源になるという明確な証拠はないが、予防原則に基づいて慎重に対応すべきだ」と指摘した。