ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年5月16日_記事番号:T00030011
ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)は13日、長期的な需要を楽観し、連続式酸洗・冷間圧延設備(年産能力70万トン)の購入に35億8,600万台湾元(約100億7,000万円)を投じることを董事会で決定した。冷延年産能力は2013年に210万トンへと、現在の140万トンから5割増加する見通しだ。14日付蘋果日報が伝えた。
調達先は未定だが欧州メーカーと交渉を進めている。契約から納品まで1年、中国か台湾での工場棟の建設と設備の搬入に1年の時間を見込む。
YUSCOの主管は、アジア市場は現在、川上から川下まで低価格の中国製品に押され気味だが、同社製品は中国製品に取って代えられない高品質のため1~4月はフル稼働だった上、今後の見通しもそれほど悪くないと語った。YUSCOは中国や欧米市場の強い需要を受け、既に川上の熱延材の年産能力を250万トン以上まで増強している。
国際ステンレス協会(ISSF)の統計によると、昨年の世界のステンレス生産量は前年比25%増の3,070万トンで過去最高となり、3年続いた減少がとまった。
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