ニュース 電子 作成日:2011年5月16日_記事番号:T00030017
米ノートパソコン大手、ヒューレット・パッカード(HP)は、今年の発注戦略を過去2年のEMS(電子機器受託生産サービス)メーカー重視からODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカー重視へと転換している。16日付電子時報が伝えた。
業界関係者は「昨年はEMSメーカーの出荷が月を追うごとに増えたが、今年は新たなプロジェクトの多くがODMメーカーに流れるのではないか」と指摘した。背景にはEMSメーカーが品質、納期などの面でODMメーカーに大きく劣るとの判断があるもようだ。
HP側は方針転換を公式には認めていないが、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、英業達(インベンテック)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)などODMメーカーにとっては追い風となりそうだ。
クアンタを例に取ると、HPからの受注台数は月120万台規模で、以前の170万〜200万台に比べると大幅に減少している。方針転換が事実ならば、受注台数は増加が見込まれる。
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