ニュース 電子 作成日:2011年5月16日_記事番号:T00030019
発光ダイオード(LED)エピタキシャルウエハー・チップの泰谷光電科技(テクコア)が、任期が6月18日までの董監事(取締役・監査役)の改選を延期する姿勢を示していることに対し、同社に8%出資するLEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)の劉邦言総経理は15日、経済部商業司を通じて臨時株主総会の開催を要求し、場合によっては委任状を集めて董事会の主導権獲得を狙うと表明した。テクコアはこれに対し、全力で経営権を守ると応じている。16日付蘋果日報などが報じた。
テクコアは4月28日の董事会で、エバーライトと晶元光電(エピスター)が引き受けた10億台湾元(約28億円)の第三者割当増資で手続き上の瑕疵(かし)があったため、株主としての権利に疑問が生じたと主張し、董監事改選の延期を宣言した。また同社は、24%を出資するエピスター陣営とエバーライトが手を結んで経営権を獲得しようとする行為は、公平交易法(独占禁止法などに相当)に抵触する可能性があると指摘している。
これに対しエバーライトは、改選を実施すれば出資比率30%のテクコアが経営権を失う恐れがあるため時間稼ぎをしていると批判。会社が私利私欲のために株主の権利を犠牲にするという最悪のケースだとして、政府は公司法(会社法)の下、事態を放置すべきでないと訴えた。
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