ニュース 政治 作成日:2011年5月17日_記事番号:T00030028
世界保健機関(WHO)が台湾を「中国の一省」扱いするよう秘密文書で加盟国に通達したとされる問題で、馬英九政権は当初、WHOの年次総会に当たる世界保健総会(WHA)で強硬に抗議すると表明していたが、最終的には邱文達・行政院衛生署長がWHO事務局の法律顧問に抗議文書を手渡すだけにとどまり、抗議は尻すぼみに終わった。背景には中国側の圧力があったとみられる。17日付自由時報が伝えた。
抗議文書は陳馮富珍(マーガレット・チャン)WHO事務局長(香港籍)が指定する法律顧問に提出されたが、チャン局長の要求で内容は非公表とされ、邱署長が口頭で要点を説明するにとどまった。WHAでの17日午前11時半(台湾時間午後5時半)に予定される邱署長の発言時間にも抗議を行わない見通しだ。
これについて野党民進党の立法委員らは、「馬総統は強硬に抗議するとパフォーマンスを繰り広げておきながら、中国を怒らせたくなくてうやむやにした」などと強い不満を表明した。
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