ニュース 建設 作成日:2011年5月17日_記事番号:T00030033
台北市忠孝東路四段の商業ビル「三陽忠孝大楼」の裁判所による競売が16日実施され、41億4,500万台湾元(約117億円)で落札された。土地1坪当たりの落札価格は1,390万元で、2年前の「銭櫃KTV忠孝館」の記録(同1,059万元)を上回り、裁判所による競売としては過去最高値となった。17日付聯合報が伝えた。
三陽忠孝大楼は明曜百貨隣りの一等地にあり、慶豊集団の創業者、黄世恵氏が保有していたが、資金繰りの行き詰まりから裁判所による競売に付された。今回の高値落札は、ぜいたく税導入直前にもかかわらず、台北市中心部の不動産市場が依然過熱気味であることを裏付けた。
同ビルは下層階と上層階に分けて競売が行われ、1〜3階は富邦人寿保険が20億1,000万元、4〜14階(6、7階を除く)は吉富中華投資顧問が21億3,450万元でそれぞれ落札した。
1階の店舗部分の価格は、1坪当たり650万〜750万元で裁判所による競売の建坪単価としては過去最高値だった。上層階のオフィスも台北市の「B級オフィス物件」としては最高値となる同107万元だった。
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