ニュース 石油・化学 作成日:2011年5月17日_記事番号:T00030043
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)で12日に起きた火災について同グループは16日、合計17カ所で稼働を再開できていないと発表した。アナリストによると、生産回復には2週間〜1カ月かかるとみられ、グループの第2四半期業績への影響が避けられない見通しだ。17日付工商時報などが伝えた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は、火災により11工場が稼動を停止したが、既に6工場が再開、残り5工場のうち高密度ポリエチレン(HDPE)とメタクリル酸メチル(MMA)も、きょう(17日)再開する予定だ。一方、塩化ビニルモノマー(VCM)工場は台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の第1オレフィンプラント(OL1)の稼働再開を待って生産を回復、さらに苛性ソーダ、エピクロロヒドリン(ECH)の2工場の再開はさらにその後となる見通しだ。
台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は▽芳香族炭化水素第1工場▽スチレン▽ポリカーボネート──の3工場が依然稼動を停止中だ。
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は12工場のうち▽ビスフェノールA(BPA)▽2-エチルヘキシル(DEHP)▽ポリアミド樹脂(PA)▽抗酸化剤(PA)──工場は既に稼働を再開しており、残り8工場については点検後、順次再開する。
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