ニュース 電子 作成日:2011年5月17日_記事番号:T00030051
17日付経済日報が業界の観測を基に伝えたところによると、台湾積体電路製造(TSMC)が、需要期の第3四半期に受注価格を3〜5%引き下げることを検討しているもようだ。TSMCは「価格戦略は企業秘密に当たる」としてコメントを避けているが、事実とすれば、同社が受注価格を割り引くのは2009年第4四半期以来6四半期ぶりとなる。
TSMCが値下げを行った場合、ライバルの聯華電子(UMC)には圧力となり、TSMCへの発注量が多いIC設計大手、聯発科技(メディアテック)などには、コスト削減効果が見込まれる。
IC設計業界関係者は、TSMCの値下げ戦略を「奇策」としながらも、「価格面で利益還元を行うことで、顧客との関係を強化し、シェアを高めるのが狙いではないか」と話した。TSMCにとっては、今年上半期の生産能力増強に合わせ、顧客の囲い込みを図る狙いもあるとみられる。
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