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恐るべき15歳、少女12人に売春させ月300万元


ニュース 社会 作成日:2011年5月18日_記事番号:T00030055

恐るべき15歳、少女12人に売春させ月300万元

 「一緒に大もうけしていい暮らしをしよう」——。インターネットを通じて知り合った少女を甘い言葉で誘惑し、売春をさせていた男子高校生2人が16日逮捕された。5カ月間で被害者は12人にも上り、3カ所の売春宿での月商は300万台湾元以上にも達していたことが分かった。

 高(15、中3)、劉(15、中2)の両容疑者は昨年末、ネット上に求人サイト「月光時尚娯楽経紀公司」を開設。求職者の少女を誘惑して肉体関係を持ち、恋愛感情を利用して売春などの行為に従事させていた。

 被害者の最年少は12歳、最年長は17歳。少女らは学校の課外時間を利用して客を取り、最高3,000元でサービスを行っていた。両容疑者と店側が各800〜1,000元のコミッションを取る仕組みで、両容疑者の月収は各30万元にも上っていたらしい。

 台北市在住の高容疑者は、学校でも欠席や喫煙の多い問題児。夜市の屋台でフライドチキンを売る父親は、「稼ぎの良い」息子のために偽りの欠席届けを出していたというから、この親にしてこの子ありだ。高容疑者は「彼女たちは俺が好きなんだ。自分の能力で稼いで何が悪い」と悪びれた様子もない。実際、少女の一人は「彼とは愛し合っているの。だから一緒に大もうけする約束をしたの」と、被害者意識もなかった。

 劉容疑者も、新北市新店区の賃貸アパートで同居する少女3人にとっては、あこがれの存在だったようだ。彼は業績の良い少女には、ブランド品やドラッグなどの「ご褒美」を与えた。少女たちは「頑張れば、すぐにこんな暮らしはしなくてよくなる」という彼の言葉を信じ、業績アップを目指して競争していたようだ。

 なお、両容疑者は「児童および少年性交易防制条令」違反で10年以上の実刑となるが、未成年なので軽減されるとみられる。警察は背後に黒幕がいないか捜査を続けているという。