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WHOでの台湾地位問題、米国が関心


ニュース 政治 作成日:2011年5月18日_記事番号:T00030058

WHOでの台湾地位問題、米国が関心

 世界保健機関(WHO)が台湾を「中国の一省」扱いするよう秘密文書で加盟国に通達したとされる問題で、セベリウス米保健社会福祉長官は17日、スイス・ジュネーブで開かれた世界保健総会(WHA)の会場で記者会見し、「国連には台湾の地位を一方的に決定できる組織はない」との立場をWHO側に明確に伝えたことを明らかにした。18日付聯合報が伝えた。


セベリウス長官の発言は、米国の従来からの立場を表明したものだ(17日=中央社)

 セベリウス長官は中央社の記者の質問に答えたもので、台湾がWHAにオブザーバー参加することにも歓迎の意向を示した。

 外交部関係者は「秘密文書問題が明らかになって以降、米政府に問題提起を行い、米国側も台湾の立場を支持した」と述べた。

 台湾側代表の邱文達・行政院衛生署長も16日、セベリウス長官に一連の問題を説明していた。

 一方、台湾側がWHOに提出した抗議文書の公表が遅れたことについて、蕭美玲・衛生署副署長は、国際儀礼に基づき、陳馮富珍(マーガレット・チャン)WHO事務局長(香港籍)のもとに抗議文書が届くのを待って公表したと説明した。