ニュース 公益 作成日:2011年5月18日_記事番号:T00030060
交通部台中港務局は、台中港の埋め立て地「工業専業区II」(開発面積220ヘクタール)の企業誘致に向けた公告を行い、開発をスタートさせる。同区画にはこれまでに、龍華電力、燁聯集団の2社が進出意向を示しており、投資額は合計で1,600億台湾元(約4,500億円)に達する見通しだ。18日付経済日報が伝えた。
このうち、日本の電源開発(Jパワー)と亜洲水泥(アジアセメント)の合弁による発電事業者、龍風電力は、面積80ヘクタールの用地に火力発電所(出力70万×2=140万キロワット)と石炭陸揚げ用の埠頭(ふとう)を建設する予定だ。投資額は1,200億元で、工期は5年を見込む。1号機は2018年10月の商業運転開始を見込む。
龍風電力の投資計画書は、既に行政院公共工程委員会に提出されており、今後港務局で関連手続きが進められ、投資審査に入る。
一方、ステンレス材料大手の燁聯集団は、面積100ヘクタールの用地にニッケル合金工場を建設する予定だ。投資額は400億元を見込む。近く正式に投資計画書を提出する。
工業専業区IIには当初、中国鋼鉄(CSC)傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)が熱延鋼板の生産ラインなどを計画していたが、投資規模が当初の598億元から227億元に削減され、事業規模が台中港の開発構想に満たないことから審査を通過しなかった。
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