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コンパクトデジカメ競争激化、受託価格に圧力


ニュース 家電 作成日:2011年5月18日_記事番号:T00030073

コンパクトデジカメ競争激化、受託価格に圧力

 成熟を迎えたコンパクトデジカメ市場で、キヤノンとソニーの上位ブランドが積極的にシェア拡大を図る中、コダック、オリンパス、カシオ、ペンタックス、サムスン電子といった中堅ブランドの間で生き残りを懸けた競争が激化している。これを受けて受託メーカの受注価格にも引き下げ圧力がかかっている。18日付電子時報が報じた。

 同紙によると、カシオがコンパクトデジカメの生産を委託する佳能企業(アビリティ・エンタープライズ)は、今年に入って以来、顧客からの値下げ要求が続いており、さらに他のブランドから受託するメーカーでも追随値下げが起きているという。

 なお、電子時報系の市場調査機関、デジタイムズ・リサーチ(DIGITIMES Research)は、カシオから台湾受託メーカーへの発注量が第2四半期、前年同期比で40%減少すると予測している。これは、コンパクトデジカメ市場の大手ブランドへの一極集中化が進んでいることを示すと電子時報は指摘。それに伴い受託市場でも、佳能および華晶科技(アルテック)に受注が集中する傾向にあるという。